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LYRICS

作詞 森翼

ぼくにできること

片側二車線を振り返ることなく
横切って渡った野良猫が口ずさんでいた歌
売れないバンドマンの泣ける名曲が下北沢に響いた
ゆっくりと空に溶けていく
誰にも知られない場所で心を突き刺さした歌
「誰かに言ってほしい言葉があるでしょ
代わりに大声で怒鳴ってって時があるでしょ
君のその言葉を  君のその全てを
僕はずっと探してる」

うまく生きれてるか?
迷いながらそれでも前に進むんだ
道は後からできてくる
濡れたアスファルトの匂いが
生々しい記憶にさわった
そもそも自由ってなんなんだろうな?
誰か早く教えてよ
汚れた正解の土を手ではらっている
間違った生きかたはしたくない
ヘッドライトが未来を映したけど
一瞬で消えてしまったんだ

ぼくにできることを僕だってずっと探してる

My way

服は全部捨てた
靴も全部捨てた
何にだってなれるさ
どこまで行こうか
どこまでも行こう
旅立ちの覚悟

狂ったように泣いて泣きぬれて
そんな夜も超えてきた
当たる場所もなく叫んでいた人生の足音
光るまで磨いてみたのか
実るまで水をやったか
やり直しはできないけれど
取り返しはつく My way
缶コーヒー飲み干すときに見た空が
あまりに綺麗で  こぼれそうで
しばらく見ていた

あの道に行くなら
逃げ道は捨てろ
どのみち君は君だ
震えているのか
胸に手をあてろ
それが夢の手ざわり

わかったような奴が笑うけど
相手にしてはいけない
当たる場所もなく叫んでいたあの夜が水の泡
与えられた空に浮かぶより
自分で勝ち取った未来で羽ばたいてくれ
振り向けばほら乗り越えてきた My way
高く飛ぶ方法は知らないけれど
1つだけできることがある
止まらないこと

進んでくよ My way
振り返らないぜ

狂ったように泣いて泣きぬれて
そんな夜でできた今
背中の向こう1つ1つが人生の足音
光るまで磨いてみてほしい
実ったら教えてほしい
やり直しはできないけれど
取り返しはつくからさ
缶コーヒー飲み干すときに見た空が
あまりに綺麗で  うれしくて
また地面を蹴った

最終電車

雨色のベンチ 君の心が
離れた分だけ広く思えた
同じ方を向いているのに
それぞれの景色
「次の電車で帰るから、、、」
そう言ったのに残った君が
待っていたその一言が言えなかった
いつものホーム  最後のベル
昨日までの日々を脱ぎ捨てるように
駆け出した君は震えていた
最終電車は振り向かないまま
僕の知らない君の明日へと走っていく
一人にしたのはわがままな僕のせい
夜を叩く優しい雨音
いつかの君の囁きのようで

涙色の傘  頼りなくて
心の奥まで透けて見えそう
駅から一人の帰り道  遠回りしていた
今さら気付くよ
ありふれた日々が  何気ないことが
特別だったのは君がいたから
終わらない雨に打たれても忘れない
もう二度と会えない君の笑顔
懐かしいぬくもりを探してしまうよ

最終電車は振り向かないまま
僕の知らない君の明日へと走っていった
そばにいてくれた  わがままな夢なのに
少しずつ思い出になるのかな
雨に散りゆく花びらのように

針と糸

淋しそうなクラクション
かき消すビル風
広すぎる街で
狭い空を見上げた
これからのことを考えてみよう
僕に何ができるのだろう
生きていくことは戦うことなのかな?
自分を知ること
自分を許すこと
答えのない日々を縫うように歩くけど
糸の通らない針は誰かを
傷つけてしまうだけ

路地裏の公園
揺れないブランコ
壊れた時計台の懐かしい灯
離れているけど胸をあたためる
会いたい人がいる
生きていくことは戦うだけじゃないのかな?
誰かを守ること
誰かを許すこと
大事なモノは形がないから
触るんじゃなくて掴むんじゃなくて
感じるものなのかな

群れから逸れた鳥が
ほら地図のない空へ飛んでいく
高く遠く

生きていくことは戦うだけじゃない
もう迷わないこと
逃げださないこと
答えはいつも心の奥に誰もが持ってる
やっと気付いた 
眩しい光の中
針に糸が通る

スーパースターに憧れて

人生は思い出の数を
競うための大会なんかじゃない
君が何かを始めることに
遅いなんてことは絶対ない
僕はといえばまた一人で
世界と戦うことを決めたのさ
暇つぶして見た夢なんかじゃ
暇つぶしの拍手しかもらえない
明日夢が叶う
本当は叶わない
わかってるから悔しい
わかってるから唄う

寒い夜ほど星が綺麗に見える
そのわけがなんとなくわかった
なんとなくわかってることだけで
今日も世間は踊り続ける
僕らしくなくていい
今日は嘘つきでいい
「君が選ばれないのはおかしいよ」
誰かそう言ってくれ…

明日夢が叶う
本当は叶わない
わかってるから悔しい
わかってるから唄う

声がでない日もあった
ギターが鳴らない日もあった
だけど諦めたことは一度もなかった

freeway

Freeway 

絵日記のような陽射し
ワイシャツの袖を捲りあげてる
窓の向こう陽炎のように揺れる緑
懐かしいみかんの香り
Freeway 

幼い日の君は
父さんの畑を走り回ってた
その姿に見惚れていた僕に気がついて
まだ色の付いてない青いみかん
恥ずかしそうに1つくれたね
戻れない 戻らない
そんな日が そんな街が そんな人がいる
変わらない 眩しすぎる太陽
風になる若い夏の匂い

Freeway 

橋を渡ればひしめくタワー
ハンドルを握る手が汗ばんでる
ミラー越しじゃなくても何となくわかるんだ
僕の顔が大人になってく…
空よりも高いビル
この街で僕の夢をぶつけてくるよ
大袈裟に詰め込んだ荷物で
振り向いてもあの街が見えない

満天の星   おしゃべりな虫
人の温もり  故郷にはたくさんある
だけど  どうやらそれをこの街では
「何もない」と言うらしい

戻れない  戻らない
そんな日がそんな街がそんな人がいる
変わらない眩しすぎる太陽
風になる若い夏の匂い
あの日の君が僕に手を振ってる
色の付いてない青いみかんを持って

アルプス

誰よりも早起きで丘へ向かってる
足元には寝ぼけたエーデルワイス
どこまでも広がる空を見上げながら
毎朝鳴らせない口笛を吹いている
季節が変わっても唇尖らせ
また今日も鳴らない口笛の発表会
晴れ渡るイメージ  春風の匂い
蜜蜂が町の噂まで運んでくる

ぼくの心をはじめて開いてくれた
あの子がこの町からいなくなる
その噂はどうやら本当らしい
いつかのにわか雨 自慢げに取り出す
小さな折りたたみに一緒に入った
あの子がこの町からいなくなるらしい
明日遠い町へ行く
君が遠い町へ行く
目を閉じなきゃ会えないほど
とても遠い町へ行く

とうとう間に合わずにその日をむかえる
君に聞かせたかった口笛は今日も鳴らない…
ぽっかりと心にドーナツみたいな穴
誰にも見せたくないから閉ざしてしまう
雨の日は雨のせいにして
風の日は風のせいにして
道しるべをなくした花が萎れてく
葉っぱの先のガラス玉のような朝露が
思い出を一瞬映してこぼれ落ちる
誰の声も届かない
口笛もきっと届かない
風に消えてくぼくらの口癖
「明日はきっとできるはず」

繰り返した日々が無駄に思えて
見えない出口ばかり探していた
旅立ちの日に君を飾ったエーデルワイス
その花言葉をぼくは知らない
流れる雲…  湖の船…
鳥の鳴き声…  風は瑠璃色…

誘われた気がして丘に向かっている
逃げてきた道を戻るようで心がかゆかった
丘の上に立って空を見つめていたら
全身を思い出が包み込んだんだ
肩の力を抜いて風を触るようにそっと
懐かしい匂いを吸い込むようにそっと
あの朝言いそびれた気持ちをそっと
君の眠る空まで届くように

ぼくは口笛を吹いた
ぼくは口笛を吹いた
初めて響くメロディー
君もきっと聴こえただろう?

うまくできるかなんて
そんなこと問題じゃない!
やりたいからやる
届けたいなら届く
進むことの意味なんて誰も知らない
自分で決めればいい
自分で決めるしかない

誰よりも早起きで丘へ向かっている
足元には寝ぼけたエーデルワイス
大切な思い出が勇気をくれた
鳴らせないギターを今日も弾いている